季節の変わり目、無理しないで。
桜が散り、新緑が眩しい季節になってきましたね。今年の4月は、ぽかぽかとした心地よい日がある一方で、少し肌寒く感じる日もあり、気候の変化に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。特に2026年4月16日週は、最高気温が25度を超える夏日があったり、移動性高気圧と低気圧が交互に通過することで気圧の乱高下が激しくなったりと、体調管理が特に難しい時期です。
SLE(全身性エリテマトーデス)と向き合っている皆さんにとって、こうした季節の変わり目は、体が敏感に反応しやすい時期でもあります。「なんだか最近、体がだるいな」「関節が少し痛むかも」と感じていませんか?
この時期を少しでも穏やかに過ごすための体調管理のヒントをお伝えします。

はじめに:体が「揺らぐ」のは、あなたが頑張っている証拠です
季節の変わり目、とくに気圧の変動や急な気温上昇があると、私たちの体はそれに適応しようと一生懸命に働きます。その結果、自律神経のバランスが乱れやすくなり、倦怠感や頭痛、関節の痛みとして現れることがあります。
「どうして私だけ、こんなに疲れているんだろう」「また体調を崩してしまった」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。でも、体が「揺らぐ」のは、決してあなたの努力が足りないからではありません。病気とともに生きる中で、毎日変化する環境に適応しようと、体が必死に頑張ってくれている証拠なのです。
今週の特に注意したい3つのポイント
1. 急激な気温上昇:こまめな「衣服調整」が体力を守る鍵
4月は、朝晩は冷え込む一方で、日中は初夏のように気温が上がる日が増えます。この「寒暖差」は、私たちの自律神経に大きな負担をかけ、いわゆる「寒暖差疲労」を引き起こします。
SLEの方にとって、自律神経への負担は全身の倦怠感や関節痛の悪化(フレア)の引き金になることもあります。肌に優しい素材選びが重要です。
対策のポイント
- 重ね着で温度調節を:カーディガンやストールなど、着脱しやすいアイテムを活用しましょう。
- 肌への刺激を減らす:直接肌に触れるインナーは、綿やシルクなど摩擦の少ない素材を選ぶのがおすすめです。
このサイトのSLEと付き合うコツのページの情報も参考にしながら、ご自身の心地よい温度を保つ工夫をしてみてください。
2. 気圧の乱高下:自律神経を癒やす「耳マッサージ」と休息の確保
今週は、高気圧と低気圧が交互にやってくるため、気圧が短期間で大きく変動します。気圧の変化は内耳から脳に伝わり、自律神経のバランスを崩す原因になります。特に、気圧 頭痛 対策として、事前のケアが欠かせません。
SLEの症状として関節痛や頭痛が出やすい方は、この時期に不調を感じやすくなります。
対策のポイント
- 耳マッサージを取り入れる:耳の周りには自律神経を整えるツボが集中しています。両耳を軽く引っ張ったり、回したりする簡単なマッサージで、血流を促しリラックスさせましょう。
- 気圧の変化を予測する:気象病対策アプリの頭痛ーるなどを活用し、気圧が下がるタイミングを事前に把握して、無理のないスケジュールを組みましょう。
痛みやだるさが出る前に、「今日はゆっくり過ごす日」と決めてしまうのも立派な対策ですね。
3. 紫外線の急増:4月は「夏と同じ」意識で鉄壁のガードを
4月の紫外線量は、真夏(7-8月)の7〜8割に達すると言われています。気温がそこまで高くないため油断しがちですが、実は紫外線対策を本格的に始めなければならない時期です。
特にSLE 紫外線 対策は、日光過敏症の有無に関わらず非常に重要です。紫外線を浴びることで、発疹だけでなく全身の倦怠感や関節痛が悪化することが知られています。日々の日焼け 対策が大切です。
対策のポイント
- 塗り残しに注意する:顔や腕だけでなく、「うなじ」や「耳の後ろ」、手の甲など、うっかり日焼けしやすい部分にもしっかり日焼け止めを塗りましょう。
- 物理的に遮断する:日傘、つばの広い帽子、UVカット効果のある長袖やアームカバーを活用し、肌を直接日光にさらさない工夫をしてください。
環境省の紫外線環境保健マニュアル2020では、紫外線が健康に与える影響と対策が詳しく解説されています。ぜひ参考にしてみてください。
わたしからのメッセージ:自分を責めず、今は「休むこと」を仕事にしましょう

季節が移り変わるこの時期は、ただでさえ心身に負担がかかります。ましてや、病気と向き合いながらの生活では、その負担はさらに大きくなるものです。
「天気のせいにしてはいけない」「みんなは頑張っているのに」と、無理をしてしまうことはありませんか?私自身も、過去に無理をして体調を崩し、後悔した経験が何度もあります。だからこそ、今伝えたいのは「今は『休むこと』を一番の仕事にしてほしい」ということです。
体調が優れないときは、家事が手抜きになってもいい。予定をキャンセルしてもいいんです。自分の体を一番に労わること。それが、明日を少しだけ笑顔で過ごすための第一歩です。
まとめ:小さな幸せを見つけて、一歩ずつ進みましょう
気候の変動が大きい4月は、体調管理に神経を使う時期ですが、焦らずご自身のペースで乗り切っていきましょう。
今日からできる小さな「自分へのご褒美」リスト
体調管理を頑張っている自分へ、小さなご褒美を用意してみませんか。
- お気に入りのお茶を丁寧に淹れてみる
- 肌触りの良いパジャマを新調する
- 好きな音楽を聴きながら、目を閉じて5分だけ深呼吸する
ほんの少しの工夫で、心がホッと和らぐ瞬間を作ることができます。
一人で抱え込まないで。当事者コミュニティや相談窓口の活用方法
体調の不安や日々の辛さは、一人で抱え込まずに誰かと共有することも大切です。ご家族や主治医に相談するのはもちろん、同じ病気と向き合う当事者コミュニティでLINEのオープンチャットにわたしが管理しています。匿名で参加できいつでも入退会できます。気軽に参加してみるのも良いかもしれません。
「辛いのは自分だけじゃない」と感じられる場所があるだけで、心の負担は大きく減ります。まずは、オンラインの患者会や、信頼できる医療機関の相談窓口を検索してみることから始めてみてください。
季節の変わり目、どうか無理をなさらず、ご自身の心と体を大切になさってくださいね。
