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起こりやすい合併症

SLEの合併症は、病気そのものが臓器に炎症を起こすものと、治療(主にステロイドや免疫抑制薬)で起こりやすくなるものに分かれます。それぞれの特徴を知り、適切に対処しましょう。

病気そのものによる主な合併症

腎臓(ループス腎炎)

蛋白尿・血尿・むくみ・血圧上昇などがサイン
放置すると腎機能が落ちることがあります
気づきやすい変化:足のむくみ、泡立つ尿、体重急増、血圧上昇。

血栓(抗リン脂質抗体症候群を含む)

動脈・静脈の血栓、妊娠に関する合併症(流産・合併症など)に関係することがあります。
危険サイン:片脚の腫れと痛み、突然の息切れ・胸痛、片側の手足の麻痺/しびれ、ろれつが回らない(→救急レベル)。

中枢神経(脳・神経)

けいれん、精神症状、意識の変化などが出ることがあります。

心臓・肺(炎症や臓器障害)

胸膜炎/心外膜炎などの「膜の炎症」、肺・心臓の障害が重くなると命に関わることがあります
危険サイン:呼吸で増える胸の痛み、息切れが急に強い、血痰、強い動悸。

血液(貧血・白血球/血小板の低下)

貧血、白血球減少、血小板減少などが起こることがあります。
危険サイン:原因不明のあざ、歯ぐき/鼻血が止まりにくい、強いだるさ・息切れ。

治療に関連して増えやすい合併症

感染症

免疫を抑える薬で 感染症リスクが上がりやすい ので、「いつもと違う発熱」には注意が必要です。

骨の問題(骨粗しょう症・骨壊死など)

ステロイドは 骨粗しょう症 のリスクを上げます
また、骨壊死(大腿骨頭など) は「高用量ステロイドの長期使用」と関連が知られています サイン:股関節の痛み(歩くと痛い、脚の付け根が痛い)などが続く

受診の目安

今すぐ(救急も含む)

片側の麻痺・ろれつ不良・けいれん、突然の強い胸痛/息切れ、血を吐く、意識が変、止まらない出血

早めに主治医へ(当日〜数日)

むくみや尿の変化(泡・赤い)、急な体重増加、発熱が続く/感染っぽい、強い頭痛や見え方の異常、あざが増える。

まとめ

SLEの合併症は、病気による炎症が臓器に影響を及ぼすものと、治療薬(ステロイドや免疫抑制薬)によって起こりやすくなるものがあります。腎臓、血球、中枢神経、心臓・肺などの臓器障害や、血栓症、感染症、骨の問題などに注意が必要です。日頃から体調の変化に気を配り、発熱や息切れ、むくみ、関節の痛みなど気になる症状があれば早めに受診しましょう。定期的な検査と医師との連携で、合併症を予防・早期発見することが大切です。

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