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SLE(全身性エリテマトーデス)とは

まず知っておきたいSLEのこと。免疫のバランスがくずれることで、関節や皮膚、内臓など体のいろいろなところに不調が出ることがある病気です。SLEの概要をわかりやすく解説します。

SLEとは

全身性エリテマトーデスは、細菌やウイルスと戦う免疫機能が異常をきたし、自分自身の身体を傷つけてしまう「膠原病こうげんびょう」の一つです。
英語の病名 Systemic Lupus Erythematosus の頭文字をとり SLEエスエルイーと呼ばれます。
身体のさまざまな場所・臓器に症状があらわれることから Systemic(全身)、オオカミに噛まれたような、赤い紅斑(腫れ)が頬にできることから Lupus(ラテン語でオオカミ)、Erythematosus(紅斑)と命名されています。
全身性と名前の通り 特徴的に関節、皮膚、腎臓、血管、神経など全身の臓器に障害を起こしやすいです。

初期症状

三大初期症状は発熱、関節炎、皮疹です。

その他の初期症状を調べてみました
リンパの腫れ、脱毛、体のだるさ、脱力感などなど一人一人発症時の症状はいろいろでした。

患者数・男女比・発症年齢

・患者数

指定難病として申請をしている患者さんは2025年で特定医療費(指定難病)受給者証を持っている方は約65,000人います。
しかし、申請をしていない患者さん、治療を受けていない患者さんもおり、実際には約10万の患者さんがいると推測されています。

・男女差

男女比は1:9で、女性が多いです。

・発症年齢

10代から70歳以上まで、幅広い年齢の患者さんが治療を受けられています。
発症年齢も幅広いですが、特に妊娠や出産が可能な20~40代の女性に多いとされています。

SLEの原因

はっきりした原因はわかっていません。
発症に関わる遺伝的要因(遺伝子)それに加えてなんらかの環境要因が複合的に関わって発症すると考えられています。
なんらかのきっかけや誘因には大きく分けて4つあり複雑に組み合わさっていると考えられています。

・環境要因

紫外線に浴びたり、喫煙、ウイルスや細菌感染、寒冷刺激、外傷、手術、妊娠・出産、薬剤、ストレス、特定の薬、ケガや手術が想定されています。

・遺伝的要因

病気と関連する遺伝子が幾つか報告されています。

・免疫の異常

自分の体を免疫が攻撃してしまう。

・性ホルモン

発症時期が20〜30代が多いことから性ホルモンが影響されていると考えられてます。
日光に長時間にさらされることで発症のきっかけになることもあり、たばこを吸う人は吸わない人よりも発症率が高くなっています。

免疫の異常とは

自分の体を自分の免疫が攻撃してしまう、自己免疫反応によりさまざまな炎症が起こります。
抗体はウイルスや細菌などにくっついて捕まえ、体を守ります。
SLEなどの自己免疫疾患では血液中に抗核抗体があると、自分の細胞内の核の成分を攻撃し、くっついて免疫複合体を作ります。免疫複合体が血液に乗って体内を流れ、腎臓や皮膚などにくっついたり、たまったりして炎症が起こます。

長期的な経過

SLEは、症状が落ち着く「寛解」と、症状が強くなる「再燃」をくり返しながら経過していく病気です。 寛解のあいだは、体のつらさが和らぎ、ふだんの生活を送りやすくなります。一方で、再燃すると発熱・関節の痛み・強い疲れなどの症状があらわれ、治療の見直しが必要になることもあります。
この「波のある経過」は、SLEの大きな特徴のひとつです。再燃がいつ起きるかを完全に予測することはむずかしく、そのことが患者さんや家族にとって不安の種になることも少なくありません。
ただ、治療薬の進歩により、寛解を長く保ちやすくなってきています。定期的な通院と主治医との連携を続けることが、再燃を早めに気づき、対処するための大きな力になります。
SLEとの生活は、長い旅のようなものです。波があることを知り、自分の体のサインに少しずつ気づいていくことが、毎日を自分らしく過ごすことにつながっていきます。

まとめ

自分の体を自分の免疫が攻撃してしまう、自己免疫反応によりさまざまな炎症が起こります。
抗体はウイルスや細菌などにくっついて捕まえ、体を守ります。SLEなどの自己免疫疾患では血液中に抗核抗体があると、自分の細胞内の核の成分を攻撃し、くっついて免疫複合体を作ります。免疫複合体が血液に乗って体内を流れ、腎臓や皮膚などにくっついたり、たまったりして炎症が起こます。

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