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SLEと付き合うコツ

SLEは、毎日同じ調子とは限らない病気です。
元気な日もあれば、急にしんどくなる日もある。だからこそ「無理しない工夫」や「自分の体のサインを知ること」が、生活の安心につながります。
このページでは、SLEと長く付き合っていくための考え方や、日々の小さなコツをまとめています。

体調の波に合わせる

✅ 緑(調子いい日)

・家事・仕事は 7割まで(“余力を残す”)
・外出したら 帰宅後30分は横になる
・連続予定は 最大2日まで(3日目は軽めに)

✅ 黄(怪しい日)

・予定は 1つに絞る
・“しんどくなる前”に休む
(昼に10〜20分でも)
・連絡はテンプレで短く

✅ 赤(無理な日)

・「回復が最優先」宣言:
家事ゼロでもOK
・食事は 作らない前提
(冷凍・レトルト・宅配)
・痛み・発熱・息苦しさなどは 受診判断へ

予定の立て方

予定は“詰めない”より“空白を先に確保”
・例:通院の翌日は「予定なし」に固定
1日の予定は“1.5個”まで
・メイン1個+サブ0.5
(買い物など短いもの)
キャンセルしやすい形で予約する
・「当日キャンセルOKのところを選ぶ」
・人に会うなら「延期OK」を先に伝える

休み方のコツ
(休んでも回復しない人向け)

横になるだけじゃなく “脳の負荷を下げる”

・スマホは明るさ下げる、通知オフ、SNSは避ける
・15分だけ目を閉じる(眠れなくてもOK)
・体が冷えると悪化しやすい人は首・お腹・足首だけ温める

周りへの伝え方

仕事・学校

・「持病の影響で体調に波があり、急に休むことがあります。早めに相談します。」
・「今日は無理をすると悪化しやすいので、ペースを落として進めます。」

友達・家族

・「会いたい気持ちはあるけど、体調が読めないから当日判断でもいい?」
・「返信遅くなるけど、落ち着いたら連絡するね」

“良い日”にやると楽になる準備

・冷凍ご飯・レトルト・ゼリー飲料を常備
・洗濯は 「畳まない収納」 にする
(カゴ分け)
・通院セット(保険証/お薬手帳/メモ)を 一袋に固定

メンタル

SLEになった直後は、すごく落ち込むと思います。
生きづらいと感じる日もあるかもしれないけれど、小さな幸せを見つけられるようになると、人生は少しずつ楽しくなってきます。
治療は、焦らず、流されずにいてくださいね。
ステロイドについて「よくない」と善意で言われたり、「これが効く」といったキャッチフレーズに出会うこともあります。でも、自己判断で試したり、薬をやめたり減らしたりせず、主治医と相談しながら続けてください。
SLEは、再燃と改善を繰り返すことがあります。
メンタルがついていけなくなる時もあるけれど、医師の指示を守りながら生活を整えることが、QOL(生活の質)を高める近道になります。

紫外線対策

SLEの基本

SLEは、紫外線で皮膚症状が悪化したり、病気の勢いが強くなることがあります。
だから紫外線対策はとても大切です。
帽子・日傘・サングラス・日焼け止めを上手に使って、できるだけ紫外線を避けましょう。
ただし、「外に出てはいけない」ではありません。
対策をしたうえで、安心して日常生活や外出を楽しむための工夫です。

日焼け止めのコツ

・化粧下地の前に、ムラなく塗る
・耳も忘れずに
・室内でも塗る(窓際は特に)
・目の周りは目に入らないよう注意
(目に入るとすごく痛い)
・2〜3時間ごとに塗り直し(強い日はもっとこまめに)

肌が弱い人の工夫(体験)

・「SPF50」が刺激になって皮疹の原因になることもある
・肌が弱っている時は、ベビー用の日焼け止めを使うことも
・3月〜11月の紫外線で倦怠感が出やすい人もいる

夏の服装の工夫(体験)

・カーディガンは暑くなる&荷物になるので着ない
・脇〜指近くまである60cmアームカバー(室内でも脱ぎ着しやすい)
・つば広帽子+後ろ布で後頭部も守る
・できるだけ日陰を歩くと、倦怠感が少ないことも

感染予防

感染症はSLEの増悪因子と考えられているため、予防が大切です。
・人混みを避ける
・マスク着用
・帰宅後の手洗い・うがい
・インフルエンザ/肺炎球菌などのワクチン接種
・疲れで免疫が落ちるので、睡眠を多めに取る

運動

筋力や骨量の維持のために、無理のない運動がおすすめです。
・散歩、体操、プールでの水中歩行、水泳
・翌日にだるさが出ない程度の運動量にする
・紫外線に弱い人は室内運動へ
・感染が気になる人はプールは無理しない

睡眠

睡眠不足や睡眠の質の低下は、倦怠感が出やすくなるだけでなく、メンタルも弱りやすくなります。
だからこそ、睡眠を大事にするのはとても重要です。

症状の把握
(自分の「きっかけ」を知る)

再燃のきっかけは人によって違います。
だから、自分の体の状態をこまめにチェックすることが大事です。
・簡単な日記
・体温の変化
・体調不良(だるさ、痛み、皮疹など)
書き残しておくと、悪化した時も早く対処できます。

(体験例)
睡眠不足で倦怠感が出やすい/汗をかくと皮疹が出やすい、など。
自分のサインが分かると生活しやすくなります。

レイノー(冷え対策)

3首(首・手首・足首)を冷やさないことが大切です。
夏の冷房の冷えすぎにも注意。
・寒い時期は手袋
・炊事や洗濯は冷たい水を避けてお湯を使う
・疲労・ストレスを避ける
・タバコは血管を収縮させるので控える

気圧の変化(体験)

体感として、SLEの方の中には気圧や天気で不調を感じる人が多い印象があります。
気圧や季節の変わり目の対策として、気圧変動を把握も一つ。

(体験例)
気圧が下がる時・上がる時・季節の変わり目に倦怠感が出やすく、五苓散で予防しています。飲まないより楽に感じる。

気圧変動のページ
生活の知恵
(完璧じゃなくていい)

完璧にしなくてもいいんです。
自分のできることをする。周りの人にお願いしていい。
福祉サービスを使うのも、生活を守る方法のひとつです。

家事の工夫

料理

料理は「買い出し」「献立づくり」も含めて負担が大きい。
メインの買い出しをネットスーパーにするのも、体には優しい選択です。
調子がいい日に、足りないものだけスーパーやドラッグストアに行くのもアリ。

洗濯(注意点)

特に注意したいのは 紫外線対策と寒さ対策。
洗濯物は室内である程度広げてから干す
寒い時期は手袋をして干すのがおすすめ

まとめ

SLEと付き合う日々の工夫として、まずメンタルは無理に前向きにならなくてOK。気持ちの波を認めながら、自分のペースで過ごすことが大切です。
体の管理では、紫外線対策・感染予防・十分な睡眠が基本。疲れを感じたら無理せず休むことが再燃予防につながります。
生活・運動は体調に合わせて無理のない範囲で。家事は優先順位をつけ、頼れる人には頼ることも大切です。
レイノー現象や皮膚症状など、体のサインに早めに気づく習慣をつけましょう。

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